日本財団 図書館


 

3.1.1.5.5 ACARSシステム地上運用事項
1)対象機種
ACARS装備機(B747-400.B747-200.B777.A320.B767の一部)
2)運用範囲
対象機種運航便の、以下の運用開始から終了までの間。
運用開始:飛行前の乗員による運用開始開始操作(INITIALIZATION)
(地上へINITIALIZATION REPORTがREPORTされる)
運用終了:飛行後RAMP IN 時
(地上へIN REPORTがREPORTされる)
(注)ただし、システム上はRAMP IN後1時間(または次のINITIALIZATION SCHEDULED迄)利用可能。
3)運用対象基地
国内/国際の運航管理基地・運用基地
(注)整備情報に関する運用……別途整備本部の定める整備基地
4)運用管理
宰領業務端末(MESSAGE 送受信モニター、障害方の受信)
東空支FCCが担当
5)運用端末
以下の運航基地設置端末
現用HOST端末………国内基地
SITA-A端末(国際ABLE端末)………海外のACARS運用便運航基地
6)ACARSとVOICE(会社無線)との運用区分
(1)原則的事項
?ACARS搭載機は通信可能区域においてACARSを利用可能な状態で運航し、事項通信および定型通信等についてACARSを活用する。
ただし、運航状況および通信内容から音声通信が適切と認められる場合は、随時音声通信に切り替えて運用する。
なお、ATC(含む121.5MHz)等優先聴取の通信設定に支障のない範囲で、両手段を平行して利用する。
?地上運航事業者はACARS対象機については、通常ACARSを前提とした業務をする。
ただし、航空機側からの音声通信には応答できる体制とする。
(2)ACARS運用中のVOICE設定方法

258-1.gif

交信可能な会社無線局周波数で呼び出す。
なお、運航乗務員はACARS利用を再開する場合、相手局にその旨を連絡する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION